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親知らず抜歯前の状態です。完全に歯肉に埋まっており、見えません。
横浜の歯医者なら「横浜駅西口歯科」
医療法人社団横浜駅西口歯科における
親知らず抜歯の実績(2016年~2024年)をご紹介します。
17~30歳頃に生えてくる、前歯から数えて8番目の永久歯が親知らずです。この歯は永久歯の中で最後に生えるため、十分なスペースがないことが多く、横や斜めに生えるか、歯茎や骨の中に埋もれてしまうことがあります。こうした親知らずは腫れや痛みを引き起こし、隣の歯が虫歯になるリスクも高く、トラブルの原因となりがちです。日々の歯磨きで改善する場合もありますが、抜歯が必要なケースもあります。
当院は日本口腔外科学会口腔外科認定医が多数在籍しており、親知らず専門外来チームとして診療を行なっています。
親知らずは抜かなくても問題がない場合もあるため、「親知らずは抜いたほうがいい…?」「抜歯が怖い…」など疑問やお悩みがある方はまずは抜歯相談へお越しください。
他院で親知らずの抜歯を断られる理由はいくつかあります。技術的に難しい場合やリスクが高いと判断された時、または抜歯のリスクが抜かないリスクを上回るとされることが理由です。
当院には、他院で抜歯を断られた方が多く来院されており、その多くは技術的な問題が原因だと考えられます。
全身麻酔が必要な全身的なリスクや出血のリスクがあることもありますが、「神経が近いから」や「抜歯が非常に難しい」と言われたケースのほとんどは、当院で問題なく対応可能です。他院で親知らずの抜歯を断られてお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
一般的に、病院の口腔外科では初診時に親知らずの抜歯に関する説明を行い、同意を得た後に2回目以降に抜歯を行う流れが一般的です。当院では通院回数をできるだけ減らし、迅速に処置を行うため、初診当日に説明、同意、抜歯を一度に行うことが可能です。初診日に抜歯を希望される方は、予約時にその旨をお知らせください。
初診当日に抜歯希望をお伝えいただければ、通常はその日に抜歯が可能です。しかし、炎症がある場合や、治療後の抜糸のために再来院が難しい場合、全身の健康状態が良くない場合、または以下の症状をお持ちの方は、状況によって抜歯が後日になることがありますので、既往歴がある方はお薬手帳をお持ちいただくようお願いいたします。
下記に該当される方については当日抜歯できるとは限りませんので、抜歯相談からになることがあります。
・糖尿病
・高血圧
・感染性心内内膜炎ハイリスク
・骨吸収抑制剤・免疫抑制剤・血液凝固阻止剤等投与中
・舌下免疫療法(シダキュア・ミティキュア)実施中
※その他、既往歴のある方は必ずお薬手帳をご持参くださいますようお願いいたします。
当院では、抜歯を希望する親知らずの本数に応じた治療を行っています。複数本を同時に抜歯したい場合には、症状に基づいてできる限りご要望に沿った治療プランを提案します。また、比較的簡単なケースであれば、短時間での抜歯も可能です。
1本の親知らずを抜歯することを検討されている場合、複数本抜く場合に比べて治療にかかる時間は通常短くなります。ただし、難易度の高い症例では、時間が長くなることがあります。ご予約時に親知らずの生え方や症状をお知らせいただけると、治療内容をよりスムーズにご説明できます。
親知らずの抜歯は1本から4本まで、ご要望に応じて対応しています。抜歯にかかる時間は親知らずの状態や本数によって異なるため、予約時にできるだけ詳しい情報をお知らせいただけると、スムーズに治療を進められます。
たとえば、「右上と右下の埋まっている親知らずを抜きたい」や「見えている親知らず4本を同時に抜歯したい」といった具体的な情報をいただけると、現状を理解しやすくなります。
同時に抜歯する本数が増えると、体への影響も大きくなりますので、親知らずの状態に応じて詳しく説明し、最終的には患者様と相談の上で治療方針を決定します。
親知らずは必ず抜く必要があるわけではありません。
親知らずの治療をご検討中の方や他院で親知らず治療を断られた方もまずはご相談ください。
※必要に応じてCT撮影(別途費用)を行います。
抜歯に対して「痛い」「怖い」というイメージを持つ方は多いと思います。少しでも不安を解消できるように当院では、術前から痛み止めを内服、表面麻酔、十分な局所麻酔、伝達麻酔、最小の侵襲等の対応をしております。
また、痛みだけではなく長い時間口を開けるのが苦手な方などの肉体的、精神的な負担を少なくしたい方には静脈内鎮静法がおすすめです。この方法では、鎮静薬を静脈に注入して意識が消失しない程度にリラックスさせます。まるでうたた寝しているかのような状態になり、ストレスを感じずに治療を受けることができます。また、治療中の記憶がほとんど残らないため、時間が短く感じられるという健忘効果もあります。
実際の写真をご覧いただきながら、抜歯の手順についてご説明します。
親知らずの抜歯は、萌出(出ている)か埋伏(埋まっている)か、垂直(上向き)か水平(横向き)か、上顎か下顎か、また年齢や性別などによっても難易度が大きく異なります。
下記の症例は左下の水平埋伏歯で、親知らずの抜歯としては難易度が高めになります。
親知らず抜歯前の状態です。完全に歯肉に埋まっており、見えません。
麻酔注射時の痛みを抑えるため、埋まっている親知らず周りの歯肉に表面麻酔薬を染み込ませた綿を置き、この状態で2分ほど待ちます。
親知らずに限らず、一般的に抜歯を行なうときは、外科的なダメージを与えることになります。
ダメージに対し体が「傷を治そう」と抵抗すると、必ず炎症が起こります。
炎症は、①発赤 ②腫脹 ③発熱 ④疼痛 ⑤機能障害を特長とする生体反応です。親知らずの抜歯では、歯肉の切開や親知らず周りの骨の切削を行なうことがあるため、炎症が強く現れます。
親知らずの抜歯で腫れや痛みが出るのはそのためです。飴玉を口に入れているように大きく腫れることもあります。
ただし、必ずしも炎症が強く出るわけではありません。親知らずがまっすぐ生えている場合など、炎症が出ないこともあります。
このように、炎症は傷を治すために必ず起こるものですが、できる限り炎症が起きないよう処置することも可能です。
親知らず治療は本院でも対応可能ですが、グループ医院の横浜駅西口 第2医院が専門医院としてあります。